乳アレルギーをもつ娘の入院  「緩徐減感作療法」

あまり、私の家族の話をしたことがありませんが・・・

私には3人の子どもがいます。

そのうちの1人が乳製品のアレルギーを持っています。

アナフィラキシー型の反応を出すため、学校にはお弁当持参。

エピペンという注射薬も携帯しています。

本人と親と兄妹と、いろいろ話し合い、アレルギーの治療を受けることにしました。

治療名は「緩徐減感作療法」

治療と言っても、何でも食べられるようになる!という訳ではなく、ショック型のアレルギー反応に怯えなくなる。という目標です。

治療内容は・・・アレルギー物質をごく微量ずつ摂取し、身体に慣らしていく。簡単に言うとこんなところでしょうか?

ですので、慣れるまではアレルギー反応が出るのです。

ちなみに、この治療、浜松市で受けられるのは、今のところ「浜松医科大学」のみです。治療ケースが少ないため、1施設に集約していること&対応できるスタッフの数が理由だとか。

治療の合間に、娘は夏休みの宿題。

私も仕事の整理。思いのほか、ゆっくりとしたペースで治療は進んでいます。

驚くのが・・・医者と看護師の関係です。

治療のほとんどは医師が側についています。

アレルギー発作が起きると、医師が吸入薬をセットし、点滴を作って・・・

その合間に、ナースコールを押して、

「医師の○○です~。看護師さんお手伝いお願いします~。」

と、看護師さんが来て血圧を測る。その合間に、医師は投薬や酸素投与、点滴のチェンジ、注射の用意をテキパキと行う訳です。

この現象、医師の数が豊富でなければとてもできません。

民間の総合病院で働いていた私とは、感覚がまるっきり逆なんです。

医師がなにか処置を行うときは、看護師はセットで動いていましたし・・・・。

さすが、医大です。医学生さんもたんまりいて、大人3~4人に囲まれながら、治療が行われました。

今週は、夏休みをとった旦那さんが、付き添いに専念してくれます。その間に私は仕事!仕事!

明日からは、2日間京都に出張してきます。

娘を勇気づけようと、今日の晩御飯は病院内にて家族みんなで食べました。病室内には両親と祖父母しか入れないのが、小児科病棟の決まり。 食事はデイルームでいただきました。

娘の好きな、かぼちゃのポタージュ(冷)、キャベツたっぷりお好み焼き。

スープは鍋ごと!お好み焼きは、焼きたてをお盆で運びました☆いいにおい☆

いかん!お玉を忘れたっ ><; 紙コップをお玉代わりにしてサーブ♪

家族に支えられ、励まされ、支え合い、励まし合い。明日以降も、みんな笑顔でエイエイオー!

娘とハグして病院を去りました。